この度、ろ霞が2022年度グッドデザイン賞を受賞いたしました。
ろ霞に携わっていただきました皆様ありがとうございます。
ろ霞が生まれるまで
ろ霞は、元々棚田のあった土地に、自然に佇む集落を形作る一つの家屋として設計しました。その集落には旅人が訪れ、その土地の人達に歓迎され、宴があり、その土地の人達と旅人が作る小さな非日常を体験する場所として作られています。
ろ霞を設計する手順としてまず最初にしたのは、ろ霞の立つ土地へ日本画家・児島慎太郎(岡山県倉敷市大原美術館の創始児島虎次郎の孫)を連れて行き、土地に馴染む集落の絵を描く様にお願いしました。
そして、その絵を参考に、岡山県にあるデザイン事務所(nottuo)へ行き、この絵のような集落を今風に設計して欲しいと発注しました。その際、ここは現在よくある旅館のようなお篭りの宿の様な場所でなく、旅行者と住民が交流できるような設計にして欲しいとお願いしました。
その結果として、直島旅館 ろ霞は、ここに昔から自然に然(あ)るようにして、直島へ訪れるアートが好きな旅人をもてなす宿として生まれました。
グッドデザイン賞 受賞対象一覧 ろ霞
https://www.g-mark.org/award/describe/54192?token=kN7j1hpzUL