この人の事は、何と説明したら良いのか、さっぱり分からない。大阪の人と言うのと、お菓子屋さんというのと、きっと誰かには怪しい人と言われているんだろうな、と言うくらいしか、表す言葉を、思いつかない。
この人から聞いた話はどれも、言葉を変えて表現する事が出来ない。何でと言われれば複雑だからと答えて、事なきを得るのが妥当なんだろうが、敢えてもう少し探求してみたい。
石田さんのお店の名前は「餅匠しづく」。
ホームページアドレスは https://mochi-shizuku.jp/season/。
大阪の西区に店を構えるが、本店は岸和田、今度は芦屋に新店をオープン予定。
石田さんはもう40年以上菓子職人を営むが、見た目は35歳位にも見えなくない。石田さんのお菓子は主に餅。大福がメイン。石田さんを紹介してくださったのは、アートディレクターの後藤繁雄さんだ。
後藤さんと石田さんの出会いは、後藤さんのアートの勉強会。石田さんは、後藤さんの生徒、という事だが、石田さんもすでに先生のような感じもする。
餅匠しづくの理念?は、「お菓子で百薬の長を目指す」。例えば、石田さんの最新のブログで書かれているのは、砂糖=悪ではないという内容。砂糖が身体に悪いというのは、因果関係ではなく、相関関係だという答えに辿り着いている。
それは、アイスクリームがよく売れる年には溺死者が多いというデータがあるらしいが、アイスクリームが溺死を招くのではなく、その年は暑いというのが本当の理由らしい。
糖を取ると糖尿病になるというのもそれと同じで、糖が糖尿病になるのではなく、そもそも糖尿病を招く体内環境を作っている事に原因があるのだという話です。
糖自体は、本来身体に悪いものではなく、むしろ脂質やタンパク質よりも、より効率的なエネルギー源であり、しっかり取った方が体に負荷なくエネルギーが摂取できます。これは、僕も栄養学を学んだ事があるので、納得できる内容です。
と、一つ一つを例に挙げていくと、石田さんの面白さはきりなく語れそうな気がしてきました。
まずは、大阪の石田さんのお菓子屋さんに行くのがいいと思います。石田さんのお菓子は、百薬の長を目指すお菓子です。当然、オーガニックであり、出来たて。賞味期限もその日限りのものばかりなので、贈答には不向きかも知れませんが、ろ霞ではそんな石田さんのお菓子が食べられるよう工夫していきたいと思っています。
ここまでこだわる職人の作るものこそ、A&C(アート&コミュニケーション)。うちの会社で、提供したいと切に思う今日この頃です。
みなさん、ぜひ、しづくのHPをご覧ください。「リスクのないクスリ」という名前のお菓子が笑えます。真面目なお菓子屋さんです。
https://mochi-shizuku.jp/season/
A&C株式会社
代表取締役 佐々木慎太郎